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「汝何者なるや?」
「わたしは・・・私は月夜に咲く花です」

名も無き魔物の彼女は、
九尾の長の問いにそう答えました。
かつて唯一心を通わせた少女から、自分のことをそう例えられた事を思い出したのです。

「よかろう。汝の名は月夜花じゃ」

九尾の眷属となった月夜花は、
長より授かりし霊鐘を
鳴らします。

澄んだ音色があたりに響き、死者を蘇らせます。
月夜花を忌み嫌っていた人々も、いまではいいなりです。

少女を失って一人ぼっちになった月夜花。
でも、いまはもう・・・・
さびしくありません。

· · Web · 0 · 2 · 15

@loveremi すごくキレイなお話しですね※。.:*:・'°☆

@Ruche やふぁをいじめてた人々がよみがえっちゃってるところがホラーなところ(*‘ω‘ *)

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