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絶望モロク 

モロクは絶望した。

必ず、かの竜とヒト種を除かなければならぬと決意していた。
だが心が折れた。

モロクは人理がわからぬ。
モロクは異世界の魔王である。

笛を吹き、配下を扇動し、ヒト種の街を蹂躙して暮らしてきた。

よって、たまにいるヤバいヒト種の気配には魔王一倍に敏感であった。

我が神殿ー魔神殿ーに毎日来るのは本当に勘弁して欲しかった。

この繰り返される日々の蹂躙から逃れるためにどうしたらいいか。

そう、魔王はペットになることを決意した。(発想の飛躍

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