「+9も作れない近衛兵とは。末代までの恥だな。」
「やめろ、やめてくれ!! 私だって……私だってこれでも……。」
「あげくに、ルキフルを憎むのか? 悪いのは全て、運の悪いお前だ。」
「私は、私は……、ただ、ただ、完熟エンチャを……。」
「いつまでメロンフォックステイルなどにたぶらかされ、現実から逃げ続ける?」
「いやなんだ!! この現実を認めてしまえば、猫じゃらしは……メロン武器は……本当に……!!」
「ほう? その嘘のために、多量のメロリンが犠牲になってもいいというのか?」
「……そ、それは……。」
「お前はメロリンを殺める。+10完熟メロンフォックステイルという大義名分を盾にして……な。」
「……。」
「……思い出せ!! 貴様の心の底から沸きあがる憎悪を!!」
「…………。」
「もう一つ。フォックステイルが欲するメロン果汁。本当は……お前が欲しているんじゃないか?」
「怒りを!! 虚無を!! これは全て最初から決められていたこと……!」
「貴様と共に、この世を血で染めるために……な!!」