ティアマトはいいぞおじさん
諸君 私はティアマト攻城戦が好きだ
諸君 私はティアマト攻城戦が好きだ
諸君 私はティアマト攻城戦が大好きだ
殲滅戦が好きだ
電撃戦が好きだ
打撃戦が好きだ
防衛戦が好きだ
包囲戦が好きだ
突破戦が好きだ
退却戦が好きだ
掃討戦が好きだ
撤退戦が好きだ
橋で 城門で
中庭で 兵舎で
地下牢で 控えの間で
宝物庫で 王の墓で
神殿で 祭儀場で
この地上で行われるありとあらゆるティアマト攻城戦が大好きだ
戦列をならべた魔法の一斉発射が轟音と共にモンスターを吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられたモンスターがアローストームでばらばらになった時など心がおどる
メカニックの操るマシンがモンスターを撃破するのが好きだ
悲鳴を上げて燃えさかる魔法陣から飛び出してきたモンスターをなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった
銃剣先をそろえた剣士の横隊がモンスターの戦列を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の新兵が既に息絶えたモンスターを何度も何度も刺突している様など感動すら覚える
ティアマトはいいぞおじさん
我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で1年間もの間堪え続けてきた我々にただのティアマト攻城戦ではもはや足りない！！
大ティアマト攻城戦を！！
一心不乱の大ティアマト攻城戦を！！
我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている運営を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
運営に恐怖の味を思い出させてやる
運営に我々の軍靴の音を思い出させてやる
天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千人の戦闘団（カンプグルッペ）で
世界を燃やし尽くしてやる
征くぞ 諸君
大隊各員に伝達 大隊長命令である
さぁ、諸君
地 獄 を 作 る ぞ
ティアマトはいいぞおじさん
敗北主義の逃亡モンスターを街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶモンスターが私の振り下ろした手の平とともにばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ
哀れな抵抗者達が雑多な攻撃力で健気にも立ち上がってきたのを
マップ区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
洞窟の混合モンスターに滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだったパーティが蹂躙され倒されていく様はとてもとても悲しいものだ
モンスターの物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ
諸君 私はティアマト攻城戦を地獄の様なティアマト攻城戦を望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君
君達は一体何を望んでいる？
更なるティアマト攻城戦を望むか？
情け容赦のない糞の様なティアマト攻城戦を望むか？
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様なティアマト攻城戦を望むか？
『ティアマト攻城戦！ ティアマト攻城戦！ ティアマト攻城戦！』
よろしい ならばティアマト攻城戦だ