みなさんキャラ設定があるらしいので
この世界でも生き物を捨てる人がいるのか……いや、この子もモンスター?
それとも冒険者……??
わんこを見つめたままそんなことを考えていたら、鼻の頭をペロリとなめられた。
そんなわんこの優しげな瞳を見て思う。
――もしかして、守っていてくれたのかな?
凶悪な最強モンスター(ポポリン)がまた私を襲わないように
怪我をかばうように寄り添って。
バカだなあ、お前だって汚れて、怪我もしているじゃないか。
喉の奥が痛くて、目頭が熱くなってきた。
きっとまだあの毒が抜けきっていないのだ。そうに決まっている。
強くならないとね、こんな毒に負けないように。
「ありがとう。さ、一緒に行こう相棒!」
私達の冒険はまだまだこれからである。
行けるところまで駆け出していこう。大きな大きな白い相棒とともに。
FIN
みなさんキャラ設定があるらしいので
ピンクのように簡単に行けると思ったのだが、一発叩いた途端に牙をむき出した。
ただの体当たりなのに痛い。おまけになにか毒を盛られたようだ。
一生懸命に猫じゃらしを振るっているのだが、何しろ遅い。
猫じゃらしが重いのか、動きが鈍いのか猫にあるまじき緩慢さである。
一発を殴るのにとにかく時間が掛かる。
その間にも減っていくHP。止まらない体当たりと毒によるHPの低下。
回復スキルは!?ない!回復薬は!?ない。
そういえば、とうずくまるを思い出したときにはもう体力はほぼ無く
意識は闇へと沈んでいった。
――もうちょっと眠らせて。痛いし、とても疲れた。
布団はふかふかだし、とても暖かいからもう少し。
ん?布団?……ちょ、なんか撫でられてる!?まさかまたモンスター!?
「……って、夢じゃなかったんかい!!」
飛び起きてみれば、そこには大きな大きな犬がいた。
布団だと思っていたものは、そのわんこの体毛だったようだ。
元は真っ白であったであろう毛色は全体的にベージュがかって
ふわふわの毛はところどころゴワゴワとしている。
みなさんキャラ設定があるらしいので
「転生したら猫になって大切なものができました」
そんなこんなで出だしから肩透かしを食った感はあるけれど
冒険を始めてみたらそれはそれで楽しかった。
モンスターを倒せばレベルが上がる。レベルが上がれば強くなる。
それが数値として現れるのだ。
今までの世界ではそんな数値はでないし、それが実感できるのは数ヶ月から数年経ってからだ。
給与や周りからの評価が上がる、という形である意味数値に現れはするのだけれど。
そんなわけでモンスターを倒しながら不思議なグルグル、どうやらWPというらしい。
をくぐっていたらカラフルなモンスターがたくさんいる島にたどり着いた。
ぽよんぽよんと楽しげな音を出しながら弾むモンスターたち。
とても強そうには見えない。むしろかわいい。
見た目で判断をするのは危険だけれど、慢心していたのは確かだった。
ピンクのぷるぷる、サーモン色のぷるぷる。
これはきっと冒険者にとって最初に出会うチュートリアル的なモンスターなのだろう。
難なく狩ることができてしまったものだから、罠にかかってしまったのだ。
そう、緑のプルプルである。
みなさんキャラ設定があるらしいので
私も作ってみた。せっかくなのでSS形式で。
吾輩は猫である。
いや、正確にはこの世界ではサモナーというらしい。
サモナー?サモン?召喚?
ということはこの辺りにいる見た目が猫の人たちはみな転生してきたのだろうか?
なんてことを考えていたら、一本の猫じゃらしを渡された。どうやらコレでモンスターを倒せということらしい。
猫に猫じゃらしとはなんて安直な。しかも猫が猫じゃらしを使われるのではなく、猫が使うとは。
ところでこの猫じゃらしはめちゃくちゃ強かったりします?
え?しない?
じゃあすべてをなぎ倒すスキルとか。
え?超高級装備揃えれば行ける?
転生にお約束のチート能力は??
うずくまるが8割ダメージカットできるからチートといえばチート?
ああ、そうですか……。
猫はうずくまると防御力があがるのか。日差しを浴びて丸まっている猫は防御が高い。いや、言われてみれば高くなりそうな……いやいやそんな訳あるかい!
とりあえず始めてみました。