昔々あるところに、
一組の夫婦が住んでいました。
夫は漁船でイワシ漁に、嫁はモーラの果樹園へオレンジ収穫に向かいました。
嫁が果樹園でオレンジをもぎ取っていると1つだけ異様に成長した実がなっているではありませんか、嫁はそのオレンジを取りおみやげに家に持ち帰りました。
そして夫と一緒にそのオレンジを食べようと皮を剥いたところ、中から小さな女の子が飛び出してきました。
子供の居なかった夫婦は大喜びして、その娘に「ミミミ」と名付けて大切に育てました。
娘が成長したある日、「生体工学研究所が気になる!」と、ジュノーへ旅立ちたいと言い出したのです。
飽きた