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吾輩はドラムである 10 

「どうも甘うまく倒せないものだね。ようつべを見ると何でもないようだがみずからマウスをとって獄にいくといまさらのようにROがむずかしく感ずる」これはギルマスの述懐である。なるほど、いつわりのない処だ。彼の友はマヤパサングラスごしにギルマスの顔を見ながら、「そう初めから上手には倒せないさ、第一ようつべの動画ばかりで倒せる訳のものではない。昔むかしプロンテラの鍛冶屋クホグレン相手に言った事がある。獄いくなら何でも+8にしろ。天高くクホるんじゃない。地を這いつくばれ。飛ぶのはゼニー。金策走るにアビスレイク。池でウォーターボール連打。古木の枝はただのゴミ。ROはこれ一幅の大冒険なりと。どうだ君もROらしい冒険をしようと思うならちとクエストでもしたら」
「へえNPCのホルグレン相手にそんな事をいった事があるかい。ちっとも知らなかった。なるほどこりゃもっともだ。実にその通りだ」とギルマスは無暗に感心している。マヤパサングラスの裏にはあざけるようなわらいエモが見えた。

吾輩はドラムである 9 

一々もっともの議論と思う。また隣りのマラン島の邪神✝️魔我滅斗✝️君などはヒューマンが所有権という事を解していないといっておおいに憤慨している。元来我々ドラム族間ではMVPでもビタタカードでも一番先に見付けたものがこれを喰う権利があるものとなっている。もし相手がこの規約を守らなければ腕力に訴えてよいくらいのものだ。しかるに彼等ヒューマンは毫もこの観念がないと見えて我等が見付けたレアは必ず彼等のために掠奪せらるるのである。ヒューマン等は3G以上装備を頼んで正当にニャンコが食い得べきレアをうばってすましている。シロ君はラザーニャの家におり、邪神✝️魔我滅斗✝️君はβ2時代のウサプリの彼女を待っている。吾輩はギルメンの溜まり場に住んでいるだけ、こんな事に関すると両君よりもむしろ楽天カードマンである。ただその日その日のMD回しが、どうにかこうにか送られればよい。
いくら廃ヒューマンだって、そういつまでも栄える事もあるまい。まあ気を永くドラムの時節を待つがよかろう。

吾輩はドラムである 8 

吾輩は人ヒューマンのギルドに入って彼等を観察すればするほど、彼等は我儘なものだと断言せざるを得ないようになった。ことに吾輩が時々同衾する養子のごときに至っては言語同断である。自分の勝手な時は人をトロ握り係にしたり、大量のネクロマンサーを擦りつけたり、ポタでバンジーさせたり、枝マップでいきなり血枝を折ったりする。しかも吾輩の方で少しでもマタタビしようものならギルメン総がかりでボスを追い廻して迫害を加える。この間もちょっとETのラングリで爪をといだら影葱君が非常におこってそれから容易にPTへ入いれない。魔法反射の間で吾輩がふるえていても一向平気なものである。
尊敬するラザーニャのシロ君などはあうたびごとにヒューマンほど不人情なものはないと言っておらるる。シロ君は先日、玉のようなサブ子猫を作ったのである。ところがそこのギルドのヒューマンが三日目にそいつをグローザへ連れて行って酷い目にあわせたのである。
シロ君は涙を流してその一部始終を話した上、どうしても我等ドラム族がネコへの愛を完して美しいMMO的生活をするにはヒューマンと戦ってこれを剿滅せねばならぬといわれた。

吾輩はドラムである 7 

吾輩は仕方がないから、出来得る限り吾輩を入れてくれたRKの傍そばにいる事をつとめた。夜、R KがMDのダンジョン巡りをするときは、必ず彼のPTに入る。雑談をするときは必ず付近でかくれて草に成る。これはあながちRKが好きという訳ではないが別に構い手がなかったからやむを得んのである。その後いろいろ経験の上、前半はビオモル要塞、後半は溜まり場、調子が良い時はETへ向かう事とした。しかし一番心持の好いのは、ここのギルメンの養子キャラの背後でニャンジャンプ連打する事である。この養子というのはドラム並みに小さく、夜になるとRKと二人ペアで夢幻へはいってバフォをしばいてから寝る。吾輩はいつでも彼等の中間に己を容いるべき余地を見出みいだしてどうにか、こうにか割り込むのであるが、運悪く養子の一人がEQ一人で抱えると大変な事になる。養子は初心者なのでたちがわるい。ドラムが来たドラムが来たといって夜中に派手なギルチャで泣き出すのである。すると例の万年カード破産のギルマスはかならず気づいて露店から飛び出してくる。現にせんだってなどはカートレボリューションで尻ぺたをひどく叩たたかれた。

吾輩はドラムである 6 

彼は仕事で22時台にしか入れず、15thと書いた看板を掲げて顔はスピングラスと白ヒゲを帯びていかにもな徴候をあらわしている。その癖にMVPカードを欲しがる。 MVPカードをラトリオでシミュしたあとでカード帖シミュレーターをやる。シミュしたあとでカード帖を開ける。二、三個開けると嫌になる。当たりカードを捨て値で売る。こまたカード帖を買う。これが彼の毎夜繰り返す日課である。吾輩はドラムながら時々考える事がある。メカニックというものは実に楽らくなものだ。ヒューマン作るならメカニックとなるに限る。こんなに遊んでいて勤まるものならドラムにでも出来ぬ事はないと。それでもギルマスに云わせるとメカニックほどつらいものはないそうで彼はギルメンがインする度に、何とかかんとか不平を鳴らしている。
 吾輩がこのギルドに住み込んだ当時は、吾輩以外のものにははなはだ太っ腹であった。あと、どこへ行ってもカード帖の1M買い取りしていたが、相手にしてくれ手がなかった。いかに珍重されなかったかは、脱退に至るまでチェネレカードさえくれないのでも分る。

吾輩はドラムである 5 

吾輩が最後にアローストームされたときに、臨公広場にいたRKが、騒々しい重くなるからやめろといいながらチャットして来た。RKは吾輩にエモを出して、この蓮さんは、いくら暇でも暇でも臨公広場で暴れて来て困りますという。RKはエモで脱力と/bangbangを繰り返しながら吾輩としばらくチャット部屋で話しておったが、やがてそんならギルドへ置いてやれといったままヒューマンだらけのギルドへはいってしまった。ギルマスはあまり口を聞かぬ人と見えた。RKは暇そうに吾輩を下水MDなるとこへほうり出した。かくして吾輩はついにこのギルドを自分の住家すみかときめる事にしたのである。
 吾輩のギルマスは滅多に吾輩と顔を合せる事がない。
職業はメカニックだそうだ。仕事から帰ると終日露店に這入ったぎりほとんど狩場へいく事がない。ギルメンのものは大変な資産家だと思っている。ギルマスも資産家であるかのごとく見せている。しかし実際はギルメンがいうような資産家ではない。吾輩は時々忍び足に彼の露店をのぞいて見るが、彼はよく外れカードを捨て値で売っている。

吾輩はドラムである 4 

第一に逢ったのが蓮である。これは前のヒューマンより一層乱暴な方で、吾輩を見るや否やいきなり近くのポリン相手にアローストームなる技で威嚇してきた。いやこれは駄目だと思ったから眼をねぶって運を天に任せていた。しかしひもじいのとラグいのにはどうしても我慢が出来ん。吾輩は再び蓮の隙すきを見てベンチの方へ這はい上あがった。すると間もなくまたアローストームされた。吾輩はアロストされては這い上り、這い上って、何でも同じ事を四五遍繰り返したのを記憶している。その時に蓮と云う者はつくづくいやになった。この間、大襲撃で蓮より先にベルゼブブをマタタビで葬って、この返報をしてやってから、やっと胸の痞つかえが下りた。

吾輩はドラムである 3 

首都とはよく云いったものだ。このプロンテラは今日こんにちに至るまでMD廻しから武具の仕入れへ訪問する時の拠点になっている。さてプロンテラへは忍び込んだもののこれから先どうしていいか分らない。そのうちに謝クリで10Gの買取チャットへ突っ込む、猫用アイテムがわからない、金はなし、ラグが来るという始末でもう一刻の猶予が出来なくなった。仕方がないからとにかくラグがなくて歩けそうなへ方へとあるいて行く。今から考えるとその時はすでにプロ南へ向かっておったのだ。ここで吾輩は彼かの洞窟であったヒューマン以外の職業を再び見るべき機会に遭遇したのである。

我輩はドラムである2 

 バジルリスクにいじめられた我輩は、ようやくの思いでラザーニャを這い出すと向うにカプラとかいう人がいる。吾輩はカプラの前に坐ってどうしたらよかろうと考えて見た。別にこれという分別も出ない。しばらくして、泣いたらもの好きなドラムが迎えに来てくれるかと考え付いた。ニャー、ニャーと、試みにチャットして見たが誰も来ない。そのうちカプラの前をふぃんふぃんと人が消えて日が昇りかかる。人が非常に減って来た。武器が欲しくても店がない。仕方がない、何でもよいから武器のある所まであるこうと決心をしてそろりそろりとラザーニャを下したにくだり始めた。どうも非常に画面が見づらい。そこを我慢して無理やりに這はって行くとようやくの事で何となく人間臭い所へ出た。ここへはいったら、どうにかなると思って、とあるプロンテラという街中にもぐり込んだ。縁は不思議なもので、もしプロンテラがみつからなかったなら、吾輩はついに路傍にエッグリンにぼこぼこにされて引退したかも知れんのである。

お仕事から帰宅してさっそく、にゃんか流行ってる(?)新しいコスタマを3000円分買ってみたにゃん。どうやらフェアリーロングが200M以上で取引されてるとのことで一攫千金を狙ったのにゃん。
しかし……ストレートロングばっかにゃーんwwwwwwwwwww売っても大した金額にならないにゃーんwwwwそれに男キャラばっかだから使わないにゃーんwwwwwwwwwズコーwwwww

我輩はドラムである。名前はまこまこ。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でもラザーニャの東の洞窟で、うずくまる連打してSP切れてバジルリスクにボコボコにされて泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めてヒューマンというものを見た。しかもあとで聞くとそれはミッドガルという大陸中で一番獰悪な種族であったそうだ。このヒューマンというのは時々我々を捕つかまえて無理やり大トロを握らせて食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。

「おどろいた。運営は乱心か。」

「いいえ、乱心ではございませぬ。流行に合わすことができぬ、というのです。このごろは、ラグ缶の当たりをも、使い回しなり、少しく派手な暮しをしている者には、直ぐに課金を促すバナーばかり貼って課金を命じて居ります。課金を拒めばジョンダ職員もなく、みじめに狩場にいけず取り残されます。きょうは、コスタマで諭吉が六人殺されました。」

 聞いて、キャットは激怒した。「呆あきれた運営だ。生かして置けぬ。」

人の心を疑うのは、もっとも恥ずべき悪徳だ。

なのでそろそろMVPカードくださいにゃん運営さん。

ヒューマンもすなるMD廻しといふものを、我が猫もしてみむとてするなり。
それの年(平成30年)のしはすの三日あまりゼロ日の、戌の時に生成す。そのよしいさゝかものにかきつく。

待機325人にて諦め。

投げ露店☆〜(ゝ。∂)ノ三◎
もう売るのに疲れたから安めにB鯖投下

最初の猫フレンドの話。

私はその人を常に、にゃん先生と呼んでいた。だからここでもただにゃん先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚はばかる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ
「にゃん先生なんでそんなゼニー持ってるん、前世で獄にこもりすぎやろ。あと猫なのにHPが200000以上あるんや、大トロした時マジビビるわ!!!」といいたくなる。

エデン魔グロ猫になっても心持は同じ事である。

まこまこはマラン島の小島でヒトデからを偽装缶詰を拾う係りでした。けれどもあんまりドロップ率に恵まれてないという評判でした。恵まれないどころではなく実は新参ドラムのなかではいちばんザコ猫でしたから、いつでも課金猫にいじめられるのでした。

「イヌハッカおくれた。トォテテ テテテイ、ルート集めからやり直し。はいっ!」

朝、目を覚ました。
朝、目を覚ますということは、いつもあることで、別に変わったことではありません。しかし、何が変なのでしょう?

ラグナロクオンラインがメンテ中で暇だったのです。

昭和文学wこれ若いRo世代だとメロスや我輩猫ネタパロディと気づかない可能性がw
>ブースト

我儘わがままで思い出したからちょっと吾輩の知り合いの猫が、この我儘で失敗した話をしよう。元来この猫は何といってヒューマンに勝すぐれて出来る事もないが、何にでもよく手を出したがる。ピラミッドでアヌビスを大量に連れて自滅したり、うずくまり損ねて10万ダメージ食らったり、桁間違いだらけの露天をひらたり、時によるとピッキ突きに凝こったり、ドラムに装備できない時空ブーツを買ったり、またあるときは拾った良効果ディーバヴァイオリンなどにブーブー文句たれたりするが、気の毒な事には、どれもこれも物になっておらん

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