何? ユリアンに待ってろって言われたからずっと待ってるイーブルの話?
待たせてユリアンが任務に出るも帰らぬ人になって、隊長やルッキーからそう伝えられるもユリアンが待ってろって言ったからってずっと待ち続けて、やがて今の王家の騒動も終わって、リベリオンも明るい場所で暮らせるようになって、あの基地に誰も居なくなってもずっと待ち続けて……。そしていつか冒険者がラッキーと名乗る青年に頼まれてある場所に行って探索をしていると傷んで読むのも難しいドッグタグを見つけて、青年の所へ戻るも姿はなく、近くを通ったリベリオンが言うには、かつて、もう100年は前になるだろうか、我々をまとめていたリーダーがそういう名だったが……とかで、教えてもらったかつての基地、アインベフのあの場所に向かうも、荒れ果てて物置としても廃棄されたような状態で、そんな中でもやけに目につく、壁の隅に立てかけてある刃のこぼれたボロボロの大きな鎌にドッグタグを引っ掛けて帰ろうとすると、何か声が聞こえたような気がして、振り返っても誰もいないけど、2つが共にあるのが正しい姿だと言わんばかりに小窓から差す日の光が二人を照らしてるんでしょ